なぜ地方企業のホームページはお問い合わせが来ないのか?

「多額の費用をかけてホームページを作ったのに、全く問い合わせが来ない……」そんな風にガッカリしている経営者様、実は少なくありません。

お問い合わせに繋がらないサイトには、「SEOの初期設定」や「ユーザー不在の設計」といった、ちょっとした、でも致命的なミスが潜んでいることがとても多いんです。

地味なことの積み重ねですが、ここを整えるだけでサイトの表情はガラッと変わります。今回は、地方企業のサイトが陥りがちな失敗例と、今日から意識できる改善ポイントを深掘りしてみますね。

お問い合わせが来ない原因は、実は「設計図」にあります

地方の中小企業様からよく伺うのが、「立派なサイトはあるけれど、鳴かず飛ばずで……」というお悩み。一番の原因を紐解いていくと、「ホームページで何を実現したいか」という目的設計がふわっとしたまま公開されているケースがほとんどなんです。

実際、私たちがご相談を受ける案件でもSEOの土台不足・ターゲットが曖昧・ゴールへの導線不足のどれかに当てはまる可能性が高かったです。例えば、地元の人が検索する「地域名+サービス名」が見出しに入っていなかったり、自社の強みが数字や実績で示されていなかったり……。

まずは「誰に、何を伝えて、どう動いてほしいか」を整理することが、遠回りのようで一番の近道です。

Googleに「見つけてもらうための準備」を忘れていませんか?

集客できない原因として、真っ先にチェックしたいのがSEOの初期設定ミスです。どれだけ素敵なデザインでも、GoogleやYahoo!に内容を正しく伝える「土台」ができていないと、砂漠にポツンとお店を建てるようなもの。

嘘のような話ですが、岡山県内のサイトのリニューアルを担当させて頂いた時に、以前のサイトを確認するとSEO設定を全くしていないサイトも存在しました。

更新されていないサイトは、検索でも人の心でも後回しに…

「数年前に作ったきり、一度も触っていない……」そんなサイト、心当たりはありませんか? 検索エンジンは「活気のあるサイト(=定期的に更新されているサイト)」を好む傾向があります。実際、1年以上更新が止まっていると、検索順位がゆっくりと下がってしまうことも珍しくありません。

それ以上に怖いのが、訪れたお客さんの心理です。「最新の事例が3年前……ここ、今もやってるのかな?」と不安になって、そっとブラウザを閉じてしまう。これ、本当にもったいないですよね。

全部を新しくする必要はありません。最近の実績、お知らせ、対応エリアなど、最低限の部分だけでも年に数回更新するだけで、サイトの「体温」は伝わります。無理のない範囲で、まずは「生きたサイト」に育てる計画を立ててみませんか?

お客様は「あなたの会社の歴史」ではなく「自分の悩みの解決策」を探しています

地方企業のサイトでよく見かけるのが、会社概要や沿革がメインの「自己紹介サイト」です。もちろん歴史は大切ですが、お客様が知りたいのは「この会社は私の悩みをどう解決してくれるの?」ということ。

「地域密着」という言葉も素敵ですが、一歩踏み込んで「最短30分で駆けつけます」や「年間100件の施工実績」など、具体的な数字で示すと説得力が一気に増します。

自社の強みって、中にいると当たり前すぎて気づけないもの。第三者の視点を入れて「お客様が本当に求めている強み」を言語化するだけで、お問い合わせ率がガラッと変わることもあります。あなたの会社の「本当の価値」、もう一度見つめ直してみませんか?

デザインが古いと、技術力まで不安に思われてしまう不思議

「中身が良ければ、見た目は二の次」と思いたいところですが、Webの世界は少しシビア。初めてサイトを訪れた人は、たった3秒で「この会社は信頼できそうか」を直感で判断すると言われています。

文字が小さすぎたり、画像が粗かったり、今の時代にスマホで読みづらかったり……。デザインが古いだけで、「仕事も古いのかも?」「管理が行き届いていないのかな?」という印象を与えてしまうんです。

スマホ対応ができていないのは、今の時代本当に致命的です

今や地方企業のサイトでも、アクセスの6〜7割はスマートフォンから。プライベートでも仕事中でも、みんな手元のスマホでパッと検索しますよね。

そんな中、スマホで見た時に「文字が小さくて読めない!」「ボタンが近すぎて押せない!」という状態は、残念ながら入り口を閉ざしているのと同じ。Googleもスマホでの見やすさを検索順位の基準(モバイルファースト)にしているので、対応はもはや必須です。

迷路のようなサイトになっていませんか?「出口」までの親切な案内を

「この会社いいな」と思ってもらえたのに、いざ連絡しようとしたらボタンが見当たらない……。そんな「導線の迷子」による機会損失、意外と多いんです。

お問い合わせボタンが埋もれていたり、メニューの奥深くに隠れていたり。特にスマホでは、いつでも指が届く位置にボタンがあるかどうかが、運命を分けます。

基本は「どのページにいても1クリックでお問い合わせに辿り着ける」こと。お客様を迷わせない親切な設計こそが、お問い合わせへの一番の近道です。

「項目が多すぎるフォーム」は、最後の一歩をためらわせます

ようやく辿り着いたお問い合わせフォーム。でも、そこで住所や役職、予算まで細かく入力を求められたら……「あ、やっぱり後にしよう」と離脱されてしまいます。

まずは「お名前・連絡先・ご用件」の3〜5項目程度に絞るのが、お客様に負担を感じさせないコツ。入力のしやすさや、エラーが出た時の分かりやすさも、最後の一押しを支える大切な「おもてなし」です。

まとめ

地方企業のホームページがお問い合わせに繋がらないのは、目的の曖昧さ、SEO初期設定の不足、更新の停滞、ユーザー視点の欠如、古いデザイン、スマホ非対応、導線不足、フォームの複雑さなど、意外なミスが原因であることが多いのでチェックしてみて下さい。